樹木の剪定について
皆さん、こんにちは。
少しずつ秋らしい気候になってきましたね。
今日は「樹木の剪定」について、ひとつ事例をご紹介したいと思います。
下の写真は、あるお客様のオリーブ。
先日刈り込みをしたばかりの様子です。
いつも一ヵ月~二ヶ月に1回はメンテナンスをしています。

さらにその下は5年前の写真。
比べてみると、形がずいぶん変わったのがわかりますね。

このオリーブは鉢で育てられていましたが、
メンテナンスのご依頼をいただいたときには、かなり形が乱れていました。
鉢のまま育てたいというご希望と、建物の入り口近くでよく目に入る場所にあったため、
トピアリーとして生長させながら形を整えていくことにしました。
鉢のサイズもあり、ある程度大きくなる樹木なので、バランスを考えて
大きめのボール状になるよう、年数をかけて剪定してきました。
プミラはお好きでもともと鉢元に植えてらっしゃったので、抜かずに定期的に切っています。
剪定は一度切ると元に戻せないので、樹木の性質や生長の仕方を理解して行うことが大切です。
安易に切ってしまうと後悔してしまうことも…。
一度形が崩れると、整えるのに少なくとも3年はかかるといわれています。
わたしは同じオリーブでも、建物やお庭の雰囲気に合わせて将来的な形をイメージしてメンテナンスをしています。
お庭の中に植わっている場合は、サイズをほどよく整えつつ、自然な雰囲気に育てることが多いですね。
ビフォーアフターの写真、参考に楽しんでいただけたらうれしいです。